【本当にコワイ】魚の毒 – あての極み

【本当にコワイ】魚の毒


みなさんこんにちは。

突然質問なのですが、魚介類を食べて体調が悪くなってしまった経験は御座いますでしょうか?

テレビやインターネットのニュースでも話題になる毒や食中毒はとっても怖いですよね。今日は、身近な魚介類に潜んでいる魚の危険性について少しでも知って頂き、より安心・安全に美味しい魚介類を楽しんでいただければと思います。

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目次

魚の毒の種類

終わりに



魚の毒の種類

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危険な魚の毒と聞いてはじめに思い浮かべるのはなんでしょうか?

多くの方は河豚(フグ)の毒が一番はじめに思いつくのではないでしょうか、というよりかは河豚の毒の他に毒のある魚をあまり思い付かなかったのですがみなさんは如何でしたか?

魚の毒の代表格である河豚の毒をはじめに紹介し、普段食べてしまう可能性のあるものをいくつか紹介していきます。


<テトロドトキシン>

河豚と言えば冬の味覚、高級魚ということで大人気の魚ですがテトロドトキシンはそんな河豚の体内に宿る猛毒です。

河豚はとても美味しいことで有名であり、かつ釣りやすい魚なので毎年数人は自分で捌いて食べたところ毒死してしまうといった事例が確認されております。

河豚の毒は内臓や皮膚、血液、筋肉にまで及ぶため熟練の職人(資格所有者)でないと捌いてはいけないという厳しい決まりが設けられています。

河豚の毒の「テトロドトキシン」を摂取してしまった場合は意識が明瞭なまま全身に麻痺が進行し24時間以内に死に至ってしまいます。解毒剤(血清)がないため治療ができないという観点からも資格所有者に捌いて頂いた河豚意外は絶対に摂取してはいけません。


<ヒスタミン>

ソウダガツオはヒスタミン中毒を誘発させる魚として知られている。

他のどの魚よりも圧倒的に血合いが多いため、適切な温度管理がなされていないと細菌が増殖してしまいヒスタミンが生成されてしまう。ヒスタミンを過剰摂取してしまうと蕁麻疹や嘔吐・下痢などを引き起こしてしまう。とっても美味しい魚ではあるが危険でもあるので鮮度管理と下処理は丁寧に行う必要があります。



<シガテラ>

シガテラという毒は聞いたことがありますでしょうか。

先ほどの河豚毒ほど有名ではないかもしれませんが、身近な魚にも宿る危険な毒なので是非、覚えて頂ければと思います。

シガテラ毒は熱帯に生息するプランクトンが元となる毒素で、このプランクトンの毒素に汚染された魚介類を人間が摂取するとたちまち体調不良に陥ってしまいます。症状としては腹痛や下痢、吐き気が最短で数日、最長で数週間も続く非常に厄介な毒です。重症化してしまうと、不整脈や血圧低下、めまい、頭痛や筋肉の痛み、麻痺なども引き起こす本当に怖い毒です。

シガテラ毒を持つ魚はバラハタ、バラフエダイ、イッテンフエダイ、オニカマスなどが比較的保菌している場合が多いが。イシガキダイやウツボ、カマス、ヒラマサ、ブリなど日常的に目にする魚や口にする魚にもシガテラ毒の保有例があります。また、シガテラ毒は加熱処理や冷却処理をしても解毒できないため注意が必要です。


<バリトキシン>


アオブダイやソウシハギ、ハコフグの内臓に存在している猛毒です。捌いた際に内臓を傷つけてしまうと身も毒化してしまうため、食べないことをオススメします。

万が一、摂取してしまうと横紋筋融解症による筋肉痛、尿の変色、麻痺、痙攣といった症状を発症し

重症の場合は呼吸困難や不整脈、腎障害などを引き起こし最悪の場合は死に至ってしまう。

単純な毒の強さでいうと河豚毒よりも強いされており非常に危険です。バリトキシも加熱処理しても毒素は分解できす、スープや出汁に流れ込んでしまうため絶対に召し上がらないようお気をつけ下さい。


終わりに

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普段何気なく食べているお魚にも実は危険があるということをご理解頂けましたでしょうか。

しかし、これらの危険性は生育環境や鮮度管理によって回避することができます。

漁業関係者、市場関係者、飲食関係者は皆、プロフェッショナルとしていい漁場や適切な食材管理、衛生管理を行っているため安心してお召し上がり下さい。

魚が心の底から大好きな釣り人の皆さんは汚染されていない海域で釣りをすることや釣った後、しっかりクーラーボックスで冷やすなど鮮度を維持するようにご注意下さい。

これからも美味しい魚で食事を楽しみましょう。

 

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