みなさん9月と言えば何を思い出しますでしょうか。
暑い日差しが少し和らぎ、雲の形も少し変わり
過ごしやすくなってきたこの時期と言えば・・・
「秋刀魚(サンマ)」が美味しい季節ですね!
先日の初セリの値段は、なんと1kgあたり4万1040円。
1匹約6000円という超高級魚。
今日はそんな秋刀魚について書いてみました。
目次
1.サンマについて
2.サンマはなぜ高い
3.サンマの美味しい食べ方
4.終わりに
1.サンマについて
・旬
秋刀魚の旬は8月末から10月の半ばまでの
非常に短い期間のみ。この時期の秋刀魚はサイズが大きく
脂も沢山乗っていてお刺身で食べるのに最高な時期です。
北海道から三陸までで獲れる秋刀魚は絶品ですが、
この後10月半ばから11月半ばに向かうにつれてサンマは
三陸から南下していき伊豆諸島の辺りで獲れるようになります。
伊豆諸島付近で獲れるサンマは
脂が少なく、旬とは呼ばれません。
脂がないため刺身として食べることは少なく、
主に干物など加工品用に使われます。
大きさ
先ほど、旬の時期のサンマはサイズが大きいと
言いましたがサンマには「大サイズ」・「中サイズ」あります。
「大サイズ」は200gくらい「中サイズ」は150gと言われております。
150gのサンマはまぁまぁ見かける、スーパーでも
少し大きめのサイズかなという印象ですが、
200gのサンマはスーパーで並んでるサンマを
見慣れている方からしたら少し違和感を感じる
ような見た目をしています。と言いますのも
サンマというと細長いイメージをお持ちかと思いますが、
脂の乗りがいいサンマは太長いためです。
2.サンマはなぜ高い
「秋刀魚の漁獲量が少ないから」
なんでもそうですが、物の値段が高くなる理由に
「希少性」が挙げられます。
それは欲しいと思う人の数が増え、物の数が
少なくなるといくら払っても手に入れたいという
競争が始まり値段が高くなるというものなのですが、
秋刀魚についても同様のことが言えます。
1匹約6000円という衝撃の値段は、今年の秋刀魚の
漁獲量が極端に少ないことが理由だったと言えます。
単純に漁獲量が少なかったというだけではなく
「競り」には「ご祝儀セリ値」があり、相場を
大きく離れた価格でその年の初競りや年末の
お祝いでもご祝儀価格になることがあるのですが、
今回の秋刀魚にも「ご祝儀価格」が乗っかった
部分もありこのような価格になりました。
サンマだけではなく雲丹でも1箱(250g〜300g)で
20万円という信じられない値段がついたこともあります。
少し話が脱線してしまいましたが、秋刀魚の値段が
高い理由は漁獲量が例年に比べ圧倒的に少ないこと
なのですが、サンマ漁に出る船が少ないことも
サンマの漁獲量が少ない理由の1つです。
秋刀魚の漁に出る船が少ないことは実は5〜6月の時点で
わかっていたことで、船が出ることが少ないという
ことがわかった時には秋刀魚の値段が高くなることも
大体想像がついたのです。
これを知った時驚いたのですが5〜6月に岩手県や
宮城県で獲れる秋刀魚の量と8月の旬の時期に
獲れる秋刀魚の量に相関関係があるという
調査結果があるのです。
つまりは、サンマはなぜ高いかというと
「サンマが全然獲れないから」ということです。
3.サンマの美味しい食べ方
・塩焼き
・刺身
この2つは最高です。
いい魚が入った時にどんな食べ方にしようかな〜と
思った時に「塩焼き」か「お刺身」か本当に迷います。
まず、塩焼きのいいな〜と思う理由は脂の乗ったサンマは
フワフワとジューシー、さらに皮目のパリパリ具合が
堪らないですよね。また肝の苦味が癖がいいですよね。
秋刀魚は他の魚に比べて餌を食べてから消化するまでの
時間が短いため、内臓に餌が溜まることが少なく
内臓まで美味しく召し上がっていただけます。
刺身は如何でしょうか?脂の乗った秋刀魚は
口に入れたときのジュワっとした感覚とトロトロに
とろけていく舌触りがなんとも言えない。
サンマのメニューは今のところご用意
できておりませんが、美味しいお魚はこちらからご覧下さい:
https://atenokiwami.com/
4.終わりに
まだまだ値段が落ち着かないサンマです。
数年前まではサンマは100円台でスーパーで買うことも
できたと思うのですが、昨年の記憶では
200円〜400円ほどで取引されていましたね。
今年も引き続き高値が予想されますが、
サンマを食べる機会が御座いましたら
しっかり噛み締めてお楽しみください!
yusaku